1 | メッセージ・理事長挨拶

どこまでも、人にまっすぐに

私たちは、一人ひとり、
それぞれの人生を歩んでいます。
当たり前や普通という概念も、
人それぞれで違っています。
私とあなたは違っているということ。
そして、あなたも、私と同じように、
かけがえのない日常を生きているということ。
そのことを受けとめ、理解し、違ったままで、
ともに生きていこうとすること。
それが、私たち南山城学園の仕事です。

私たちの活動は、1965年、
障がいのある方が自分らしく幸せに暮らせるよう、
生活全般をサポートするところから始まりました。
それから50余年が経ち、現在では、
障がい者だけでなく、高齢者や生活困窮者向けの支援、
子育て支援にも取り組んでおり、活動エリアも
城陽市から、宇治市、京都市、島本町へと広がりました。
法人全体で30以上の事業所があり、
750人以上のスタッフが働いています。
時が流れ、活動も発展してきましたが、
一貫して大切にしてきたことがあります。

目の前にいる一人ひとりのかけがえのなさに、
実直に向き合い続けるということ。
可能性を信じ、自らができることを問い、
関わり続けていくということ。
ともに幸せに生きていくことを探求し、
新しい現実をつくり続けていくこと。

これからも私たちは、
目の前にいる一人ひとりにまっすぐに向き合い、
ともに生きる幸せを追求していきます。
新たな福祉サービスを生み出し、
誰もが自分らしく幸せに暮らせる
共生・共助の地域づくりに関わっていきます。
私たちがやるべきこと・やれることは、
きっと、まだまだたくさんあるのです。
あなたとお会いし、
ともに活動できることを心より楽しみにしております。

人を支えるのは 人しかいない

わたしたちの社会には、 障害のある方、 高齢の方、
子どもたちなど日常生活をおくるためになんらかの
サポートを必要とする方が数多くいらっしゃいます。
サポートが必要な場面でそっと手を差し伸べ、
その方が持てる力を最大限に発揮して自分らしく
幸せな生活を送れるように寄り添うこと。
それが私たちの仕事です。
人を支えるのは人しかいません。
このことはどんなに社会が発展しようとも、
未来永劫変わらない。 福祉の本質といえるでしょう。
私たちはそのための「人づくり」に全力を注いできました。
利用者の皆様の幸福追求という目的に向かい、
ともにチャレンジし、感動を分かち合い、
実践を積み重ねながら、 南山城学園の未来をともに築く仲間を、
そして、 地域にその輪をひろげ、 すべての方々が幸せに生活できる
社会をともにつくリあげる仲間を、 私たちは求めています。
あなたと同じ志をもって働ける日を楽しみにしています。

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社会福祉法人南山城学園
理事長

いそあきただ彰格

1960年兵庫県生まれ 医学博士、総合内科専門医 全国社会福祉法人経営者協議会会長 全国社会福祉協議会 副会長

2 | 基本理念・7つの誓い

基本理念

1.利用者様の尊厳を守り、幸福を追求する。

私たちは利用者様の人としての尊厳を重んじ、
一人ひとりのかけがえのない人生に寄り添い、ともに幸福を追求します。

2.地域のニーズにパイオニア精神で取り組み、
「共生・共助」の地域づくりに貢献する。

私たちは、社会福祉法人として培ってきた専門性やノウハウを最大限に活かし、
地域社会における福祉ニーズに率先して取り組み、課題解決に努めます。
また、すべての方が住み慣れた地域で互いに寄り添いながら暮らせる
福祉社会の実現に貢献します。

3.いつでも誰もが安心して利用できる
福祉サービスを創造する。

一人ひとりの特性に応じた適切なサービスを提供するため、
さまざまな事業を展開し、安心して利用できる新たな福祉サービスを創造します。

7つの誓い

南山城学園職員がめざすべき行動基準です

  • 1

    質の向上に向けた意欲と実践

    私は、利用者様の幸福のため、利用者ニーズに即応して、結果を出せるよう自らが行動を起こします。

  • 2

    ルールと正確性の重視

    私は、利用者様、職員など関わるすべての人々の安心・安全のため、ルールを守り正確性を重視します。

  • 3

    利用者理解と個別サービスの追求

    私は、利用者様の尊厳を守り、利用者様の理解に努め、質の高い個別サービスを追求します。

  • 4

    セルフイメージの向上と影響力

    私は、社会福祉の一端を担う者としての自覚と自信を持ち、人々に前向きな影響をもたらします。

  • 5

    職員の支援と育成

    私は、職員として、ともに学び、成長することを、互いの喜び・楽しみとします。

  • 6

    チームワークとリーダーシップ

    私は、チームの和を大切にしつつ、立場や状況にふさわしいリーダーシップを発揮します。

  • 7

    専門性の向上と活用

    私は、職務に必要な専門的、組織的能力を身につけ、発展させ、活用します。

3 | 1分でわかる南山城学園のあゆみ

  • 19651979

    創成Birth

    はじまりは、障がいのある方たちを
    サポートする入所更生施設

    南山城学園の歴史は、京都府城陽市に開園した
    入所更生施設に始まります。定員わずか30名からの
    スタートでしたが、増床を重ね、
    1974年には職業訓練を行う授産施設を含め
    定員280名の大規模施設となりました。

  • 19801994

    共生Harmony

    京都府初のグループホームを開設

    利用者さまの自立した生活の支援を目的としながら、
    終生を施設で過ごす「長期滞留化」が問題に。
    この問題に対応するため、1984年に京都府初の
    グループホームを開設。地域のみなさまとの共生をテーマに、
    学園が地域社会へ大きくひらかれていった時期です。

  • 19951999

    再編Rearrangement

    組織改革により利用者さまの
    「重度化」と「高齢化」に対応

    1995年、現在の理事長の磯彰格(いそ・あきただ)が就任。
    利用者さまの「重度化」と「高齢化」に対応するために、
    高齢者対応型の「和」、準高齢者対応型の「円」、
    自閉症対応型の「翼」、社会就労センター「魁」、
    地域移行型の「凛」を開設しました。

  • 20002009

    成熟Birth

    一人ひとりにもっと向き合うために、
    介護事業を展開

    創立から40年近くを経て、法人としての成熟期を迎えます。
    新たに介護事業に参入し、知的障害のある後期高齢者を含む
    すべての利用者さまに自施設で対応できるようになりました。
    高齢者デイサービス事業、介護老人保健施設・
    通所リハビリ事業などを次々と展開していきました。

  • 2010

    発展Progress

    子育て支援事業を立ち上げ、
    さらなる発展へ

    2010年に京都市が運営していた知的障害者施設
    「和光寮」(京都市伏見区醍醐)を移管。
    また、2015年には「子育て支援」としての事業発展をめざし、
    京都市内に3つの小規模保育園を開園しました。
    現在では京都府、大阪府に認定こども園1か所、保育園施設を4か所展開しています。

4 | 事業領域

南山城学園は、障害のある方や高齢の方に施設へ入所いただくことで生活全般を支援する「居住支援」、デイサービスや通所リハビリテーションなどを利用いただく「通所支援」、また在宅でさまざまな相談に対応する「相談支援」、さらに保育事業を通じての「子育て支援」と多岐にわたる事業を展開しています。

  • 居住支援事業

    南山城学園の居住施設には、主に知的障害者のある方が利用される障害者支援施設やグループホーム、介護保険適用の高齢者の方が利用される介護老人保健施設があります。利用者様一人ひとりに寄り添い、食事・入浴・排泄から仕事・余暇まで、生活全般にわたるサポートを提供しています。

    障害者支援施設 円(まどか)
    障害者支援施設 和(なごみ)
    障害者支援施設 魁(さきがけ)
    障害者支援施設 翼(つばさ)
    障害者支援施設 凛(りん)
    障害者支援施設 光(ひかり)
    障害者支援施設 輝(かがやき)
    知的障害者グループホーム
    介護老人保健施設 煌(きらめき)
    ショートステイ ふらっぷ

  • 相談支援事業

    電話や訪問などにより、障害のある方や高齢の方、またご家族の方からのあらゆる相談に応じています。住み慣れた地域で、安心して、自分らしい豊かな生活を続けられるよう、関係機関と連携を図り、利用者様をさまざまな角度からサポートします。

    山城北圏域障害者総合相談支援センター うぃる 障害児(者)
    地域療育支援センター うぃる
    障害者生活支援センター はーもにぃ
    障害者就業・生活支援センター はぴねす
    障害児(者)相談支援センター りーふ
    障害者支援センター じゃすと
    居宅介護支援事業所 すまいる
    京都府地域生活定着支援センター ふぃっと
    若年者等就労支援拠点 サザン京都
    障害児(者)相談支援センター うぃっしゅ
    居宅介護支援事業 れいんぼう

  • 通所支援事業

    「たのしく活動的に過ごしたい」「生活活動で収入を得たい」「心身の機能維持に務めたい」など、地域で暮らす障害のある方や高齢の方の多様なニーズ、一人ひとりの思いや希望に沿った日中活動の場を提供。地域社会の一員としてご自身の存在意義を実感でき、充実した日々を送れるようお手伝いします。

    知的障害者デイサービスセンター あっぷ
    身体障害者デイサービスセンター すいんぐ
    就労移行・就労継続支援A型事業所 さぴゅいえ
    障害者デイサービスセンター わこう
    児童日中一時支援事業所 ちぇりー
    高齢者デイサービスセンター すまいる
    通所リハビリテーション 煌 (きらめき)
    認定収容訓練事業所
    デイセンター ふらっぷ

  • 子育て支援事業

    創立50周年を機に、京都市内に保育事業をスタートさせました。「あのねが聞ける保育」「いつも笑顔でいる保育」「遊びを成長に繋げる保育」「パパ・ママと見守る保育」という4つの方針のもと、子どもたちの自主性を尊び、主体性を育んでいきます。

    もりの詩保育園
    そらの詩保育園
    るりの詩保育園
    すずの詩保育園(企業主導型)
    認定こども園 ゆいの詩
    こども発達支援 Cocoro島本

  • 医療・健康管理

    南山城学園では、民間社会福祉法人として数少ない独自の医療機関をもっています。城陽と醍醐に診療所(内科・障害者歯科 他)2ヶ所を開設し、施設利用者様の健康管理のほか、地域医療にも貢献。医療と福祉の連携により、安心で安全な生活をサポートしています。

5 | ネクストビジョン

長期ビジョン |めざすべき方向|

  • 創造性の発揮Creation

    長期ビジョンの三つ目の柱は、Creationです。
    いつでもだれでも安心して利用できる福祉サービスを
    創造すること。これも私たちの使命です。
    これから先の時代が求める福祉課題に対応し、
    福祉を必要とするすべての人を対象に、
    新しい地域包括ケアを創り上げていきます。

  • 経営資源の有効活用Resource

    長期ビジョンの二つ目の柱は、Resourceです。
    私たちには50年培ってきたノウハウや人材があります。
    それらを活用し、地域福祉の充実・発展を通じて、
    社会に還元していく決意があります。
    地域のニーズにパイオニア精神で取り組み、
    共生・共助の地域づくりに貢献していきます。

  • 質の向上Quality

    長期ビジョンの一つ目の柱は、Qualityです。
    利用者様の一人ひとりの尊厳を守り、
    幸福を追求すること。それが私たちの使命です。
    さらに利用者様はもちろんのこと、
    地域の皆様にも、末永く自分らしい生き方が
    できるように、福祉サービスを提供していきます。

中期経営計画2025 |5年間(2020年4月~2025年3月)の目標|

南山城学園は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています

SDGsにおける目標
創造性の発揮
1. 創造性の発揮
  • 1.共生のまちづくりへの参画

    教育・農業・地場産業・住民組織など、幅広い関係者との繋がりをさらに強化します。また、生活困窮者や就職氷河期世代などの支援を包括した、地域共生社会の実現を目指します。

  • 2.生産性の向上

    ロボット・ICT技術を活用し、効果的・効率的な業務運営を行います。また、利用者様の安全確保や健康管理面での先進技術開発に、積極的に参画します。

  • 3.研究と実践の連係

    サービスの質の向上のため、産官学と連携し共同研究・発信を行い、新たな担い手の育成を図ります。また、他法人と連携し、高齢知的障害者支援に関する共同研究に参画します。

経営資源の有効活用
2. 経営資源の有効活用
  • 4.魅力ある職場づくり

    育児や介護などライフステージに応じた雇用形態、エキスパートからスーパーバイザーへの昇格制度など、柔軟かつ職員の能力と意欲を高める人事制度を構築します。

  • 5.人材の確保と育成

    学生や一般求職者から選ばれる、魅力ある法人・事業所を目指します。そのため、育成制度や、多様な働き方に応じた人事制度を確立します。

  • 6.就職氷河期世代など、
    幅広い就労支援ニーズへの対応

    生活困窮者・障害者の枠組みを超え、カフェ、食品加工、農作業など幅広い「就労支援サービス」を提供するとともに、福祉的就労・中間就労から一般就労への移行を支援します。

暮らしの質の向上
3. 暮らしの質の向上
  • 7.障害者の多様な生活ニーズ、介護ニーズに
    対応する「暮らしの場」の整備

    障害者の高齢化に対応するため、日中プログラムの抜本的な見直しやハード面の整備を図ります。また、グループホームを含めた地域での暮らしを支える環境を整えます。

  • 8.リハビリ機能を活かした高齢者・
    障害者の自立支援の強化

    介護老人保健施設・通所リハビリの機能を強化し、地域の高齢者ニーズに積極的に応えるとともに、障害者の自立支援にもリハビリ機能を積極的に活用します。

  • 9.異年齢保育を柱とする
    子育て支援の充実強化

    異年齢保育を中心に据えた教育・保育の質の充実を図ります。また、法人が培ってきたノウハウを活用し、子育て支援事業を拡充するとともに、既存の相談事業との連携を強化します。

6 | よくあるご質問

  • 職場の人間関係は?

    南山城学園には750人の先輩がいます。

    頼れるお兄さん、お姉さんのような先輩や上司があなたに一日も早く仕事をおぼえてもらえるよう、丁寧に指導し、サポートします。いったん仕事を離れれば、人間関係はフレンドリーでフランクです。公私にわたりいろいろな悩みや相談を遠慮なくぶつけられる、風通しのいい職場です。

  • 職場の年齢構成は?

    平均年齢は35歳です。

    20代後半~30代の若手職員が現場の主力として働く一方、50代、60代のパート職員もいてバランスのとれた職場です。なお、南山城学園では若手を積極的に抜擢し、例えば32歳で施設長になっている先輩もいます。

  • 福祉を学んだ経験がなくても
    仕事に就けますか?

    OJTプログラムを改善しました。

    南山城学園では、大学や専門学校で福祉を学んでこなかった職員も数多く働いています。
    福祉の仕事の基本が身につくよう先輩や上司がしっかり丁寧に指導を行っています。
    さらに2014年からは、仕事を通じて学びを深められるOJT(オンザジョブトレーニング)プログラムを改善して、より効果的な指導をめざしています。段階的な学びを通じて、利用者様が笑顔になるサービスを提供できるようになりますので、安心して、ドアをノックしてください。

  • 研修制度が充実しているそうですが?

    「きょうと福祉人材認証制度」の上位認証事業所に選ばれました。

    人材育成は地域社会の福祉ニーズに応えるためにも、最も重要な経営課題の一つといえます。
    南山城学園では、職員のキャリアアップを応援すべく、職務年数に応じた研修プログラムの充実を図っています。福祉サービスの理念、マナー、コミュニケーションの基礎などはもとより、メンタルヘルス、現場における専門スキルの向上に役立つプログラムの導入に努めています。
    資格取得支援も活発で、法人内で介護福祉受験対策講座など専門の資格講座を開催しています。
    こうした積極的な取り組みが評価され、2013年に京都府で初となる「きょうと福祉人材育成認証制度」認証事業者に選ばれました。そして、2017年3月、さらに厳しい基準をクリアした事業所のみが認定される『上位認証』を取得しました。

  • 人事制度や福利厚生など
    働く環境でアピールできる点は?

    産休・育休の取得者が多いこと、まとまった休暇があることなどです。

    福祉は女性が活躍できる職場ですので、産休や育休の取得支援が不可欠です。
    南山城学園でもその充実に図り、毎年15名程度の取得者があり、また職場復帰しています。
    制度があっても実際に利用できるかは職場の風土が影響しますので、安心して復帰できるような風土づくりに法人全体で努めています。また、オンとオフをしっかり分け、心身ともにリフレッシュすることはサービスの質の向上にもつながりますので、春3日間、夏6日間、冬5日間の休暇を設けています。

  • 休日はどんなふうに過ごしていますか?

    職員の仲がよく、一緒に遊んでいます。

    休日の楽しみ方はそれぞれの自由ですが、職員どうし仲がいいので、一緒に食事やショッピングに出かけたり、バーベキュー、USJ、フットサル、スノボなどを企画して楽しんでいます。

  • 配属先の希望は通りますか?

    希望と適性のバランスで定期的な異動が行われます。

    南山城学園は、障害者支援施設、障害者グループホーム、障害者デイサービス、また高齢者介護老人保健施設、高齢者デイサービス、保育園、京都府地域生活定着支援センターなど多岐にわたる事業を展開しています。それぞれに利用者様の特性が異なり、それぞれの施設で働く職員に求められる適性も異なります。採用時には、本人の希望と適性のバランスを考慮した上で配属先を決定しますが、配属後に新しい適性や能力が磨かれることにより、他の部門への異動も可能になります。
    異動は本人の希望を尊重して定期的に行われています。

  • 面接ではどんな質問が出ますか?

    福祉の仕事に必要な「コミュニケーション能力」を見ています。

    障害のある方のなかにはご自分の思いをうまく表現できない方もおられます。
    また、高齢者の方は話し相手になってくれることがなによりうれしい、とよくおっしゃいます。
    福祉の現場で求められるのはコミュニケーション能力です。
    面接では、例えば「これまでがんばってきたことは何ですか?」という質問に対して、答えの内容がすばらしいかとは別に、受け答えの様子を見ています。
    どんな質問が出ても、しっかり受け答えのできる方を求めています。

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